技術士 経営工学 設問形式別の問われ方
このページでは、令和元年度〜令和7年度の126件の過去問メタデータをもとに、問題文が何を求めているかを読み、答案で何を書くかを整理します。公式過去問本文の全文転載ではなく、設問形式、要約、関連キーワードを使って学習上の型を確認します。
1. この図の使い方
この図は、問題文を読んでから答案骨子へ落とし込むまでの流れを示しています。設問形式を見極めることで、必要なキーワードと答案要素を選びやすくなります。
2. まず見るポイント3つ
- 問題文が何を求めているかを判定する
- 必要な答案要素を確認する
- 関連キーワードを答案骨子へ配置する
3. 設問形式ランキング
| 設問形式 | 出題件数 | 主に出る科目区分 | 答案で必要な要素 | 関連キーワード |
|---|---|---|---|---|
| 用語説明型 | 52 | 選択科目Ⅱ-1 | 定義、目的、特徴、留意点、活用場面 | KPI管理、IE、QMS、サービス設計 |
| 課題抽出型 | 40 | 必須科目Ⅰ、選択科目Ⅲ | 背景、課題、最重要課題、解決策、リスク、倫理・持続可能性 | SCM、DX、物流2024年問題、品質管理 |
| 手順説明型 | 29 | 選択科目Ⅱ-2 | 現状把握、実施手順、管理項目、関係者調整、効果確認 | S&OP、標準化、データドリブン、KPI管理 |
| 留意点型 | 3 | 選択科目Ⅱ-1 | 実施上の注意、制約条件、失敗防止 | コンプライアンス、情報セキュリティ |
| 将来展望型 | 2 | 選択科目Ⅲ | 社会変化、将来課題、実装方針、持続可能性 | 脱炭素、レジリエンス、DX |
4. 科目区分ごとの問われ方
必須科目Ⅰ
必須科目Ⅰは14件すべてが課題抽出型です。社会課題や部門横断テーマを、経営工学上の課題として整理し、最重要課題、解決策、リスク、技術者倫理、社会の持続可能性まで展開する必要があります。
対応する答案フレームは required-i-standard です。
選択科目Ⅱ-1
選択科目Ⅱ-1は56件中52件が用語説明型です。短い答案の中で、定義だけでなく、特徴、適用場面、留意点、関連手法まで説明できることが重要です。
対応する答案フレームは elective-ii-1-short です。
選択科目Ⅱ-2
選択科目Ⅱ-2は28件すべてが手順説明型です。業務をどう進めるか、何を管理するか、関係者とどう調整するか、効果をどう確認するかを実務手順として整理します。
対応する答案フレームは elective-ii-2-procedure です。
選択科目Ⅲ
選択科目Ⅲは28件中26件が課題抽出型、2件が将来展望型です。専門領域の課題を多面的に抽出し、解決策、リスク、将来展望、持続可能性まで広げて書くことが求められます。
対応する答案フレームは elective-iii-analysis です。
5. 答案フレームの使い分け
| 答案フレーム | 件数 | 対応する骨子ID | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 選択科目Ⅱ-1型 | 56 | elective-ii-1-short | 用語・手法を短く説明する |
| 選択科目Ⅱ-2型 | 28 | elective-ii-2-procedure | 業務手順、留意点、管理項目を整理する |
| 選択科目Ⅲ型 | 28 | elective-iii-analysis | 専門課題を多面的に分析する |
| 必須科目Ⅰ型 | 14 | required-i-standard | 社会課題から課題・解決策・倫理まで展開する |
6. 答案骨子への落とし込み
| 設問形式 | 骨子化の起点 | 答案で外せない要素 |
|---|---|---|
| 用語説明型 | テーマ・用語 | 定義、目的、特徴、留意点、活用場面 |
| 手順説明型 | 業務・状況 | 現状把握、実施手順、管理項目、関係者調整、効果確認 |
| 課題抽出型 | 背景・問題状況 | 多面的課題、最重要課題、解決策、リスク、倫理・持続可能性 |
| 将来展望型 | 社会変化・技術変化 | 将来課題、対応方針、実装上のリスク、持続可能性 |
| 留意点型 | 実施施策 | 制約条件、トラブル防止、評価指標、説明責任 |