QC七つ道具

更新: 2025-09-16v1.0.0編集する

QC七つ道具

QC七つ道具は、現場で得られるデータを整理・可視化し、工程の安定化再現性ある改善へつなげる基本ツール群です。


代表的な7つのツール

  • パレート図:重要度の高い課題を特定(多数を占める少数の要因)
  • ヒストグラム:分布形・中心・ばらつき・外れを把握
  • 管理図:工程の統計的安定性(特別原因の有無)を監視
  • 散布図:2変数の関係の有無・強さ・形を確認
  • 特性要因図(魚の骨図):原因を体系的に洗い出し
  • チェックシート:観測・点検の抜け漏れ防止とデータ収集の標準化
  • 層別:属性(人/機械/材料/時間/場所…)で分けて差を可視化

使い分けのヒント(最短フロー)

  1. 現状把握:チェックシート → ヒストグラム/散布図
  2. 要因探索:層別 → 特性要因図
  3. 重要度の特定:パレート図
  4. 安定化の監視:管理図(是正後の維持管理)

用語ミニ辞典

  • 層別:データを属性で分けて比較し、差の所在を明確にする
  • 管理状態:工程が偶然原因のみで変動している状態(管理図で判定)
  • ABC分析:パレート図に基づく重点指向の意思決定

よくある質問(Q&A)